手術日に新たな理想画像を出すリスク

手術日や手術前日に、これまで一度も医師に見せたことがない理想画像をお持ちになる患者様がいらっしゃいます。もしかするとSNSなどで「医師にしっかりと確認してもらうために理想画像を直前に見せた方が良い」というようなアドバイスが広がっているでしょうか。最近増えています。もしご計画されている方がいらっしゃいましたら是非ご注意ください。

「最後にもう一度先生に確認してほしいから・・」と念を押したいお気持ちはよくわかりますが、患者様が手術直前に気軽に見せたつもりの新たな理想画像でも、医師は専門家です、デザインの細かな差異まで全て確認して患者様のご希望や本心を汲み取ろうとします。

それがもし、大幅な手術方針変更の必要があるデザインや実現不可能なデザインだった場合、最悪手術ができなくなります。このようなケースで万が一手術ができなくなったら、患者様都合による手術日当日のキャンセルとなってしまいます。

このようなことにならないよう、理想画像は手術の話し合いの段階で全て医師に見せておく必要があります。

患者様が念押しするまでもなく、手術中は、患者様が事前に医師に見せて話し合いの上で目標にすることになった画像を表示しながら手術を行います。どうぞご安心ください。

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銀座すみれの花クリニック
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ドレナージチューブと涙

2020-10-20 10:41:50アメブロ記事をこちらに移しました 

鼻オペの直後に明るく笑顔で帰る方がいる一方で、ずっと泣き続ける方もいます。

お話を聞くと、

”過去のことをあれこれ思い出す・・”

”家族のことが頭から離れなくてつらい・・”

”私、何をやってるんだろう・・”

初めての方に多いのは、

”本当に手術をして良かったのだろうか・・”

”想像したより呼吸が苦しくて不安・・”

↑綿球とガーゼで鼻孔がしばらくふさがりますので。。

このように、割合としては少ないですが、涙を流す方がいます。

でも、安心してください

術後は誰でも不安になるものです。何とか乗り越えて、1か月、2か月経つと、腫れも次第に引いてきて、手術結果が見えてきます。その頃には、明るく元気になる方がほとんどです。

ところで、この涙、術後にドレナージチューブを入れている方は少し注意してください。

ドレナージチューブは感染予防のために使うものです。鼻水が出続け、ドレナージチューブに鼻汁が入り、チューブがうまくドレナージの機能を果たせなくなると、感染予防の役目を果たせなくなります。

ドレナージチューブを入れている方は、あまり泣き過ぎないようにしましょう。

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鼻翼の付け根の凹みを解消したい〜貴族手術?

「貴族手術」って言葉、

韓国から入った手術が日本で広まっている・・という印象がありますが、韓国から入ったのは、実は”貴族手術”という名称だけです。

日本で鼻翼基部を持ち上げる手術は形成外科ではずっと以前からあります。決して新しい手術ではないです。韓国はネーミングや見せ方がとっても上手ですね。

日本の形成外科で長く行われてきたのは、肋軟骨を砕いたものや、肋軟骨で形を作ったものを、鼻翼基部に入れる手術です。

それを応用して、シリコンプロテーゼや、真皮脂肪を移植する方法が、今の美容外科にはあります。

美容に関心の高い方々の間では、随分前から知れ渡っている手術ですが、貴族手術という名前とともに日本でも盛んにSNSでPRされるようになり、最近では広く知られるようになりました。

この手術、鼻翼の付け根の凹みを押し上げることでお鼻が綺麗になります。

当院では貴族手術とは呼んでいませんが、患者様には貴族手術と言った方が早いので貴族手術という言葉を使うことがあります。

当院での症例が院長ブログがありますのでご参考になさってください。

料金、医師の解説、リスク説明は前出のURLをクリックにしてご確認ください

鼻翼基部に真皮脂肪移植を行うクリニックもありますが、その場合、術直後が最も効果がありますが、時間とともに真皮脂肪が減ってくるので、実際の効果を確認する際は、6ヶ月以降のBefore/After写真を見た方が良いです。

当院では、術直後から効果の持続性があり、不要になった際に摘出可能なシリコンプロテーゼで行なっています。肋軟骨でも可能で、患者様からご希望があれば対応しています。

ー院長からのアドバイスー

鼻翼基部を挙げることによって、鼻翼幅が広がる傾向にあり、もともと鼻翼の幅が広い方にはお勧めできない手術です。

当院では、同部位に対する、真皮脂肪移植は行なっておりません。真皮脂肪移植の位置付けとしては、薄くなった皮膚を改善するものであり、組織のボリュームを増やすものとは考えていないためです。

当院でも、貴族手術の施術が可能です。必要があれば猫手術をプラスすることもできます。

これらの手術はやりすぎたりデザインを失敗すると、「動物」のような奇異な口元になってしまいます。もともと鼻が整っているのに埋もれて見えるために鼻が綺麗ではないと思い込んでいる方は、鼻の手術をしなくても猫・貴族手術だけでガラリと変わることもあります。穏やかな変化をご希望の場合は是非ご相談ください。

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術後の‘変化がない’心理とは?

術後、変化した部位が身体化内面化されていくと、元の自分を思い出せなくなる、というのはよくある話です。思い出せないどころか、一重まぶたを二重にした人が、

「私はもともと二重だった」
「奥二重だったのを二重にしてもらった」

と言い出すことも実は珍しいことではありません。

豊胸された方が、ご自分の昔のAカップの胸を忘れるということはほとんどないように思いますが、顔のパーツというのは、毎日見ているはずなのに?毎日見ているからか?記憶が塗り替えられてしまうようです。

お鼻の手術でも、プロテーゼを抜いただけなのに「昔より低くなってしまった・・」。高い鼻に見慣れてしまうとそうなります。プロテーゼで高さが出ているのに「前と変わらない」と言う方もいます。

このような場合は、Before After画像を並べてご確認いただくととても驚いた表情をされるのが印象的です。

かなり攻めた鼻中隔延長を受けた方でも、術後まもなくの大きく腫れた状態にもかかわらず「あまり変わっていない」と言い出すケースもあります。

何がそう言わせるのか、こうしたことを心理学や認知科学を一から学んで研究するには時間がかかりすぎるので、手っ取り早くChatgptに聞いてみたところ興味深い回答がありましたので記事にしてみました。

ー記事の目次ー

(Chatgpt)美容外科手術後の「変化がない」にはいくつかの理論や心理メカニズムで説明することができます。

1. 認知的不協和の解消(Cognitive Dissonance Reduction)

人は、自分の選択や行動と現実の間に矛盾が生じると、心の中に「不快なズレ=認知的不協和」が生じます。

例:
「私はお金と時間をかけて手術を受けた」

「でも“整形した”と思いたくない」

「最初から二重だったことにしよう」=矛盾の解消

手術をポジティブに正当化し、自我を守るための心理反応です。

2. 自己概念の再構築(Self-concept Recalibration)

美容整形によって外見が変わると、**「自分とはこういう存在だ」という自己像(セルフイメージ)**が書き換わります。

その結果、記憶や過去の自己像すらも新しい自分に合わせて修正されることがあります。

例:
「今の自分=自然に二重の人」→ 過去の自分(=一重)は無意識に“他人事”になっていく。

これは脳が“今の自分”を軸に過去を解釈し直す、ある種の記憶の再構築現象です。

3. 選択的記憶・記憶の再編成(Selective Memory / Memory Reconstruction)

人の記憶は完全な再生ではなく、毎回「再構成」されることがわかっています。

そのため、過去の外見に関する細部の記憶が曖昧になると、現在の自己像に合うように脳が“都合よく”記憶を書き換えることがあります。

4. ナルシシズム的防衛(Narcissistic Defense)

特に外見に強い価値を置く方の場合、自尊心を守るために「整形=欠点の克服」とは捉えたくない心理が働きます。

その結果:

「私は最初からこうだった」
とすることで、“整形した自分=劣っていた過去の自分”という構図を避け、自尊心を保つのです。

まとめ:この現象を生む主な心理メカニズム

  • 認知的不協和の解消
  • 過去との矛盾を避けて心の安定を保つ
  • 自己概念の再構築
  • 外見の変化に合わせて「自分らしさ」の定義が変わる
  • 記憶の再編成・選択的記憶
  • 現在の自己に合うように記憶が“上書き”される
  • ナルシシズム的防衛
  • 過去の自分を否定せず、自尊心を守る

このような心理反応は、手術を受けたご本人にとって自然な適応であると同時に、美容外科では術後の心の変化にも配慮することの重要性を示しています。

🧠 術後の認知変化に影響する要因一覧

1. 顔にまつわるトラウマ(Body Image Trauma)

✔ どう影響するか:

  • 顔に対するいじめ、差別、比較、無視などの過去の経験が深い心的外傷となって残っていると、
  • 手術後に「過去の自分」を思い出すことが苦痛になり、意図的または無意識に過去を否認する心理反応が起きやすくなります。

✔ 臨床的に見られる傾向:

  • 術前写真を「見たくない」「もう消して」と訴える
  • 「こんな顔だったなんて信じられない」と強い拒否反応を示す

2. 自己憎悪・自己否定の強さ(Self-hatred / Shame)

✔ どう影響するか:

  • 自分の顔に対して強い憎しみや恥を感じていた人は、それを「他人事」にして切り離そうとする傾向があります。
  • その結果、「私は最初からこの顔だった」「一重だった記憶がない」という過去否認的な認知の歪みが起こりやすくなります。

✔ よくある背景:

  • 家族や恋人に否定された経験
  • SNSや芸能人との過剰な比較

3. 手術に対する「救済願望」や「理想化」

✔ どう影響するか:

  • 「この手術が人生を変えてくれる」という過度な期待や依存があると、術後はその効果を正当化する方向に認知が働きます。
  • 自分の過去に否定的すぎると、「手術前の自分」ごと心理的に切り離そうとします。

4. パーソナリティ傾向(例:解離傾向・境界性など)

✔ どう影響するか:

  • 解離傾向が強い人(ストレス時に記憶の断絶や感情の切断が起こるタイプ)では、記憶の再構成がより顕著になることがあります。
  • 境界性パーソナリティの傾向がある人では、「過去の自分は“完全な悪”」「今の自分こそ“理想”」といった二極化思考も見られやすいです。

5. 外見に強く依存した自己価値(Appearance-based Self-worth)

✔ どう影響するか:

  • 「私は顔がすべて」「外見こそ自己の価値」という認知スタイルの人ほど、過去の顔を“自分ではなかった”とみなしたくなる傾向があります。
  • こうした人にとって「術前の自分」は“間違ったアイデンティティ”と感じられるのです。

💡補足:これらの背景がある場合、起こりやすい反応

術後の認知的反応影響しやすい心理的背景

  • 過去の顔を否認する→自己憎悪/トラウマ/解離傾向
  • 「もともとこうだった」と思い込む→認知的不協和/理想化/外見依存
  • 術前の自分に対する強い拒否感や羞恥心を持つ→トラウマ/外見コンプレックス/羞恥心
  • 術後も満足せず、また手術を繰り返す(修正依存)→完璧主義/パーソナリティ傾向/対人不安

✅ まとめ

「私はもともと二重だった」といった記憶や認識の歪みは、
単なる嘘や虚栄ではなく、**自己防衛や心の整理としての“無意識の適応反応”**です

そしてその背景には、
✔ 顔に関するトラウマ
✔ 自己否定の強さ
✔ 外見への過剰な期待
✔ パーソナリティの傾向
などが複雑に絡んでいます。

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雑感

「術後の心の変化」を意識している美容外科は少ないのではないでしょうか。院長によると、実際に、術後の患者様の心には、さまざまな認知的・感情的な変化が起こっているのをダイレクトに感じることがある、とのことです。

たとえば、患者様の「変化がない」という言葉は、単に不満の表明と決めつけられない場合があります。それは「見慣れた」「新しい自分にうまく適応できている」という、ポジティブな受け止め方の一種であると考えることもできます。

術後の心の変化に寄り添うために、美容外科ができることは、心の変化を理解することと、Before・Afterの画像をきちんと残すことだろうと思います。術後になかなか来院できない患者様の場合も、Before画像さえあればいつご来院されても比較することができます。

変化をしっかりと実感されている患者様の多くは、ご自身で比較画像を保存されています。「見て」「確認して」「納得する」というプロセスをご自分で行っています。

院長によると形成外科では「1に画像、2に画像、とにかく画像を残せ」と言われるそうなのですが、画像は症例を収集するためだけでなく、患者様の心に寄り添うための重要なツールでもあると考えるとより納得できます。

患者様の「変わっていない」という言葉に対し、画像も適当でカルテも適当な美容外科では患者様を「変化しているのに変化していないと主張するクレーマー」と決めつけていないでしょうか。

美容外科に術後の心理的変化に対する理解画像比較の準備があればもしかしたら円満に終わるかもしれません。

患者様は本当は変化しているのに「変わっていない」と感じ、美容外科がそれを理不尽なクレームと一蹴したのでは、手術がうまくいっていても双方が残念な結果に終わることになります。

美容手術の効果は、術後すぐに現れるとは限りません。
ときには、「あまり変わっていない…」と感じていた数ヶ月後、ふと鏡を見た瞬間に「あ、綺麗になってるかも」と実感することもあります。

いわゆる“AHA!体験”のように、施術によってはじわじわと変化に気づくプロセスを辿る方もいます。
毎日患部を見ていると変化に気づきにくいです。

SNSに出てくるBeforeAfter画像は、多くのクリニックは「映える画像」を選別し、場合によっては「加工」で劇的に演出します(美容外科は超レッドオーシャンで、技術はなくても画像で勝つクリニックに人が流れます。これが現実です)。そのような画像が全てだと誤解せず、人によっては時間がかかったり、SNSの画像ほどの変化がない可能性があることもあらかじめ知っておくことが大切です。

もちろん「手術を受けたのに本当に変化がない」という場合もあります。患者様の思い込みではなく、本当に変化していないケースです。これも術前術後の画像があれば正確に判断ができますし、患者様もしっかりと主張できます。お鼻についてはしっかり内部を処理したのに「瘢痕の増殖が著しい」「皮膚が厚すぎて結果が出にくい」という場合もあります。前者は残念ながら体質で、後者は通常事前にリスクの説明があります。

術後の「変化がない」という言葉には、さまざまな背景があることがわかりました。

  • 見慣れてしまった結果、変化を感じにくくなっている
  • 適応がうまくいっており、新しい自分を自然に受け入れられている
  • 実際に変化が出ていない
  • 手術前の自分との比較材料がなく、実感が持てない

それぞれを踏まえて患者様の「心の変化」にも配慮した術後ケアとコミュニケーションを持つことが大切だと痛感します。

今回はChatGPTの回答をもとに現場の肌感に照らし合わせ記事を作成しました。先々こうした研究に触れる機会があればまたご紹介します。

<<医師監修のスタッフブログです>>

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症例加工の闇

2024-03-26 10:12:08アメブロ記事です

美しい症例写真を見ると、「すごい先生!!??」と実は同業者ですら危うく騙されそうになります。

美容外科において、症例画像は「広告」です。

SNSの症例画像は、医療広告ガイドラインに触れないため野放しになっています。

実際当院で起こったことや、日頃から目にする症例についてご紹介します。

これって私??

本当の自分とは思えない、美しい自分の術後画像がアップされることがあります。加工に気がつく人もいれば、

「術後の私はこんなに美しかったんだ・・」

「他人からはこう見えるのかも・・」

と疑わない人も。変な話ですが、自分が綺麗に加工されてアップされると悪い気はしません。

しかし、症例画像の加工は、新規の集患目的の他に、術後のクレームを跳ね除ける一石二鳥のお宝となります。

「結果がおかしい!」とクレームをあげると、

「症例写真を見ました?綺麗になってますよね」

とりあえず、喜びの声

モニターやインフルエンサーの喜びの声を動画で聞いたことがあるでしょうか。

本当に喜んでいる人もいるかもしれませんが、「契約違反になるから」と、責任を果たすため撮影を受け入れる方がいます。

「さっき撮影してもらって契約が終わりました。とりあえず満足だと言っておきました。すぐに修正手術をお願いします」

これは患者様の声の「ご本人加工パターン」です。

まさかのBefore加工

症例画像は、Beforeの状態が悪いほどAfterの効果が絶大になります。振り幅の大きさと実力は比例して”見える”のです。

なんと、Beforeを加工するところもあります。

患者さんがおかしいと思っても、画像の権利がクリニックにあるので容易に引用できません。

これも、悪質な詐欺です。

撮影方法のテクニック

術後のお顔を小さく見せるため、

撮影方法を変え望遠を使用するところもあります。

加工しないので一見善良そうですがかなりの知能犯。

番外

患者さん自身が悪意なく加工してしまうこともあります。画像の部分カット、肌色の修正、顔を細くする、普段誰も見えないような影をわざわざ光の具合を工夫して撮影・・などです。

更に、SNSで、’身バレ’しないよう、鼻だけ、目だけ、顎だけ・・・

個人の画像には、絶賛も、批判も、一旦留保の態度が必要です。その部分だけ画像で切り取ると、「とんでもない状態」に見えることがあります。画像では鼻が曲がって見える患者様が輪郭に問題があるのはよくあることです。

実は・・

闇や詐欺とは違いますが、

長年美容外科をやっているとカメラを買い替える時期がやってきます。当院も変えたばかりです。

カメラも年々進歩していて、極力設定を同じにしても全体的なトーンが以前とは異なってしまいます。

買い替えの時期に当たった患者様は、Before Afterの画像のクオリティがどうしても変わってしまいます。

追跡が半年なので、昨年暮れから半年ほどの期間に手術を受けられた方は、Before とAfterの画像の質が異なります。このようなことがあることもご理解いただけると助かります。

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鼻オペあるある〜術後の動揺

(2016-06-09 19:33:37アメブロ記事です)

美容手術の患者様は術後デリケート。手術が本当にうまくいったかどうか気になって気になって仕方ない時期ですね。

そんなデリケートな患者様を動揺させてしまうのが、ご家族(特に兄弟姉妹)からの非情な一言!

術後は誰もが腫れますし、そのせいで一時的にアップノーズ気味になる方もいらっしゃいます。
腫れが引くまでの間というのは、うまくいっているのかどうか、、と気持ちが落ち着きません。

ナーバスになりやすいこの術後の超デリケートな時期に、家族というのは、遠慮容赦ない言葉を発することがよくあり・・

これまで患者様から聞いたのは、
「豚鼻~」
「鼻デカっ!」
「失敗か!」
などなど。。

他院オペ後の患者様からも、

「兄弟に豚鼻になっていると言われたんですけど、
修正しなくて大丈夫でしょうか?」

「家族から失敗してると言われました。
すぐに修正した方がいいでしょうか?」

というご質問が、当院に来るほどです。

美容外科手術をご存じないご家族は、オペ後すぐに結果が出ると思ってます。ダウンタイムなんて言葉を知りません。
術後の腫れた鼻を見て「ギョギョギョッ!」と必ずなります。

心配しての言葉なのかもしれませんが、あまりにも「直球」すぎて
患者様が不安になってしまうのも無理ありません。

術後の腫れについて当院では事前にきちんとご説明させていただくので、
お一人で静かにダウンタイムを過ごされている方や、複数回手術されている方では、このようなことはほとんど起こりません。

初めてのオペの方で、ご家族に知らせていらっしゃる方や同居されている方は、ご家族の言葉に動揺されないようくれぐれもご注意ください。

個人差がありますが、腫れは1週間ほどで少し落ち着いてきます。

それでもまだまだ腫れています。完全に腫れがひくには更に数ヶ月かかります。

銀座すみれの花クリニック院長ブログではモニター患者様の術後経過の画像をアップしていますので、腫れがどのような経過を辿るか参考にされてください。

鼻オペあるある、でした。

鼻中隔弯曲症と鼻中隔延長術の関係

アメブロの過去記事をこちらに移動させました

鼻中隔弯曲(わんきょく)症は、よくある耳鼻科の保険診療手術です。その手術を受けた方で、鼻中隔延長術を受けたい方にアドバイスです。

鼻中隔弯曲の手術では、鼻中隔の粘膜を切って、軟骨や骨が曲っている部分を切り落とします。その際、鼻中隔軟骨を取ってしまうことがあります。美容外科の鼻手術の定番である鼻中隔延長の手術では、

・鼻中隔軟骨

・耳介軟骨

・肋軟骨

のいずれかまたは複合的に使用しますが、弯曲の手術で鼻中隔軟骨を取ってしまっている方は軟骨の選択肢が2つになります。

また、弯曲の手術の時の鼻中隔軟骨の取られ方によっては、鼻中隔延長手術自体行えないということもあります。

当院では、事前にMRI検査で鼻中隔の状態をみて、鼻中隔延長の適応があるのか詳しく確認します。

鼻中隔弯曲症の方は、わずかな鼻の曲がりが鼻中隔延長術によってやや目立つようになりますので、リスクについて十分検討して、手術をご決断ください。意外とあるのが、術前検査で鼻中隔弯曲が判明するケースです。

”知らなかった!”

という方がいたりします。鼻中隔弯曲があるかどうかで、手術のリスクが大きく変わりますので弯曲症がわかっている方は十分な検討を。

弯曲症かどうかわからない方は、事前に画像検査で確認してもらえるクリニックを選びましょう。画像検査なしに鼻中隔延長を行うようなクリニックでは手術をお受けにならないことをお勧めします。

”鼻中隔延長をしたら鼻が全体的に傾いた!”という方の中には、もともと弯曲症があることを知らず、医師も弯曲症かどうか検査せず、お互い何も知らなかった、というケースが多いです。

鼻の曲がりというのは、他人にはほとんど気が付かれない程度でも、ご本人はとても気になったりするものです。

鼻中隔弯曲症のある方が鼻中隔延長を受ける際は、十分お気を付けください。

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院長横山:二重修正の症例(二重切開法)

*現在二重修正は高木医師が行なっています

院長コメント

当院には、「全切開二重術を行ったところ、二重ラインより睫毛側の皮膚にたるみができた」と仰る患者様が来院することがあります。その際には二重ラインより下方の皮膚切除を行うことで改善します。
しかし二重ラインのキズに幅があると、この修正によって二重の幅が広くなることがあります。従って、このような場合にはキズとなった二重ラインの形成を行い、再癒着しないようにご希望の二重ライン上に埋没法を行い、その後皮膚の余りを考慮して再度全切開を行います。

こちらの患者様は、二重ラインは瞼縁より10㎜のところにあり、切開部は陥没し、癒着していたため、今回は現在の二重ラインを形成し、埋没法で新たな二重ラインを作りました。結果、二重幅を変化させずにたるみを除去することが出来ました。

手術4ヶ月後、瞼を閉じた時の赤矢印が以前の二重切開線で、青矢印は埋没法の痕になります。この手術の欠点は、以前全切開した傷跡を切除しないため、その瘢痕が残ることです。
一方切除しないことで、二重幅に大きな変化を与えないことが利点です。
この患者様は、今後青矢印の埋没法のラインで再度全切開を行うことになっています。

手術代金:550,000円(税込)*2017年現在

モニター割引があります/最新の料金は見積書でご確認ください

院長横山:二重修正の症例(二重切開法)

院長コメント

こちらの患者様は、高校生時代に、まぶたが下がっているわけでもないのに眼瞼下垂の手術を勧められて受けてしまったとのことです。
術前は二重ラインより下の皮膚にだぶつきがあり、まぶたが重く見えます。
通常の全切開法に加えて、まぶたの筋肉が収縮しやすいように腱膜前転術、またご希望の皮膚切除も追加することになりました。また術前は右のまぶたの方が下っていますが、実は左のまぶたの方が挙がりが悪く、瞼板周囲の瘢痕切除および右は腱膜前転術、左は腱膜・挙筋前転術を行いました。また、患者様の了解を得て脱脂術も加えました。
術後2ヵ月間はむくんだ状態が続きましたが、術後3ヵ月経過した時点では、まぶたが挙がってすっきりした目元に改善されました。

料金(2017年現在)

手術代金 770,000円(税込)

モニター割引があります/最新の料金はお見積書でご確認ください